【平成15年 6月 議会】

《質問要旨》
@完全学校週五日制は「ゆとり」のなかで様々なことを体験し、子供たちが豊かな人間性や「生きる力」を育むために導入されたものです。その目的と裏腹に学力の低下が懸念されています。実施から一年経過しますが、それらを判断するための調査を行っているのか伺います。
A教育山形「さんさんプラン」により少人数学級編制を小学校で実施しているが、今後、中学校へ導入計画があるのか伺います。
《教育委員長の答弁》 
@完全学校週5日制と新学習指導要領の完全実施に関し、実施前後の学力を比較するようなデータは現在のところありませんし、国等からも示されてきていません。
来年1月には、全国的に「教育課程実施状況調査」が予定されております。
A中学校「さんさんプラン」については、県で内部検討に入るとの方針が示されたのみで、具体的な内容や時期の説明はありませんので、計画について申しあげる状況にはありません。

《質問要旨》
教え育てる「教育」から、地域の人と共に育む「共育」へ教育環境は変化してきています。なお一層地域との連携を推進するため、相談窓口を設け学校との橋渡しを確実にすべきと思うが見解を伺いたい。
《教育委員長の答弁》 
学区を越えて学校教育を支援してくださる方々や諸団体との連携を深めるため、その受け入れの窓口や学校への紹介、情報提供などを教育委員会が務めていきたいと考えています。

平成15年 12月 議会】

《質問要旨》
全国で増加の一途をたどる犯罪、一方、その検挙率は警察の懸命な捜査にも関わらず、平成13年には20%を割り込むという戦後最悪の結果になっています。
限られた警察力のなかで地域ぐるみの治安対策が従来にもまして重要な時代になり、市民、行政、様々な機関や団体が果たすべき役割を可能な限り分担し、犯罪に強い新たな社会システム構築を展開しなくてはなりません。
現在、寒河江市の地区防犯協会は7地区にありますが、存在しない地区もあります。また、それらを取りまとめる市の防犯協会が組織化されていません。
今後、犯罪の発生しにくい環境形成に、ハード・ソフト両面でどの様に取り組まれるのか伺います。
《市長の答弁》
ハード面では、暗がり解消による犯罪未然防止のための街路灯設置のほかに、寒河江駅自由通路に「防犯カメラ」 、みずき団地には「パトカースポット」を設けております。
今後、寒河江駅前に「パトカースポット」 、建設中の駅前交流センターと正面口駐輪場には「防犯カメラ」を設置していきます。
ソフト面では、地区防犯協会が「巡回パトロール」や「防犯診断」を実施しており、住民の主体的、自立的な取り組みによる「地域安全運動」の役割は大きいと考えています。地区として地域安全活動が展開できるよう環境づくりに努め、防犯協会、各種団体や地域防犯連絡員の協力を得ながら警察との連携を密にし、安全で安心なまちづくりを進めていきます。

【平成16年 6月 議会】

《質問要旨》
公共工事で大量に発生する建設発生土再利用の取組みが遅れ、土砂の放置等、全国的に自然環境に悪影響を及ぼしている。近年、国では循環型社会の構築を目指し、環境保護への施策を講じるなど、発生土再利用にも積極的に取組んでいる。
本市発注工事のほとんどが、自由処分になっており再利用されにくい環境にあるが、発生土有効利用についてどの様に考えているのか。
《市長の答弁》
建設発生土につきましては、これまでも、庁内建設事業担当課間で発生土量の情報交換を行いながら有効利用に努めてまいりましたが、今後においても、国で策定した「建設発生土等の有効利用に関する行動計画」を踏まえ、調査研究して有効利用に努めてまいりたいと考えております。

《質問要旨》
幼児・児童に対する虐待事件が相次ぎ社会問題化しているが、本市でこれまでにこのような問題があったのか。また、その対応策として、関係機関との連携や調整など、円滑に行われたのか伺いたい。
《市長の答弁》
過去3ヵ年の相談処理状況は、身体的虐待が3件と保護の怠慢・拒否が19件であります。育児不安や負担感の増が原因となっているようです。
市では「寒河江市児童問題連絡会議」を設置し、県には「児童虐待防止連絡会議」が組織されており、関係機関との意見や情報を交換し、円滑な業務推進と連携強化を図っております。

【平成16年 12月 議会】

《質問要旨》
今、地方は三位一体の改革を受け、厳しい財政状況にあり、新たなまちづくりの展開にも少なからず影響を及ぼしている。このような中、よりよいまちづくりを推進するには、これまで以上に市民の協力が必要である。次代を担う中・高生も主役となるべきであり、まちづくりへの参加を促す意味でも学生議会が有効と考えるがどうか。
《教育委員長の答弁》 
魅力あるまちづくりには次代を担う若者の参画も大切だと認識しています。その点、各小中学校では、花咲かフェアの花植栽など、積極的に参画していますし、社会科や総合的な学習の時間の中で行政の仕組みなども学習しています。学生議会については、教育課程に照らしながら、その目的や開催方法などを慎重に検討しなければならないと考えています。

《質問要旨》
私たちの住む寒河江市は様々な特色ある施策を展開し、全国にも注目される自治体に成長した。
今後、さらなる活性化を図るうえで、市民立案による施策を積極的に取り入れていくべきと思うがどうか。
《市長の答弁》
これからは、自己決定、自己責任による自立した市政運営が求められ、真に必要な事業を自ら選択し、市民と行政との協働により事業を展開していかなければなりません。そのため、市民の提言、提案を市政に生かすことはもちろんのことですが、市民が自ら実行し、行政とともに知恵を出し、実現に向けていきたいと考えています。

寒河江市議会議員としての
一般質問集

一般質問の要旨を記載しております。内容は市議会だよりと同様です。

平成18年3月議会〜
平成17年6月議会〜平成17年12月議会分
平成15年6月議会〜平成16年12月議会分